いい家を建てるために…モデルハウス見学の極意10か条!
「そろそろ家を建てよう」と思い立ったら、まずはモデルハウスなどでたくさんの家のカタチを知ることをおすすめします。
でも、ただ漠然と見るだけではもったいないですよね。そこで今回は、初めてのモデルハウスでもしっかり収穫を得られるよう、見学の心得10か条をご紹介します。
①行く前にしっかりシミュレーションを!準備のポイントとは。
その1:動きやすい服装でフットワークは軽く。
モデルハウスでは、室内を動き回って見学しますから、動きやすい服装が鉄則!
ジャージやTシャツに短パンなどあまりにもラフすぎる格好はダメですが、ちょっと街に出かけるくらいの普段着で十分です。
邸内は空調が強めに効いていることもあるので、夏なら一枚上に羽織るものを、冬なら中は着込みすぎず、さっと脱げる上着を着ていくといいですよ。
その2:あらかじめ目的を決めて臨もう!
家を一棟まるごと見るわけですから、「ここは絶対に見たい!」という目的を決めておかないと見るべきポイントがつかめず、印象がぼやけてしまいます。
例えばキッチンの配置、収納の取り方、LDKの流れ、水回りへの動線など、たくさんあるポイントの中からあらかじめ家族で話し合い、どこを中心に見学するかを決めておくことが大切です。
そして、その優先順位の順に見学していくのも手ですよ。
その3:一家集合!足並み揃えて見学を。
家族みんなで暮らす家ですから、モデルハウスへは家族全員で出かけるのが1番です。
実際にモデルハウスを見学してしっかりイメージを共有できてないと、計画途中にちょっとした感覚のズレや要望の違いが生じる恐れがあります。
そんなトラブルを防ぐためにも、モデルハウス見学の段階から家族全員で住まいのイメージを一致させておくことが大切。
その4:週末は混み合いますが、午前中は意外と狙い目です。
土・日曜はお仕事がお休みの方も多く、またモデルハウスでイベントをしていることが多く、混みあいがち。
ですが、午前中なら週末でも比較的空いている場合が多いので、混雑を避けたい方はちょっと早起きして出かけてみてはいかがでしょうか。
平日は定休日の場合や事前予約が必要な場合がありますから、事前に確認しておきましょう。
②いざ見学!どんなところをチェックすればいい?
その5:住宅展示場の場合は、まず場内をぐるりと歩いてみよう。
初めてのモデルハウス見学では、ハウスメーカーや工務店数社のモデルハウスが集合している住宅展示場を訪れるのも良いかもしれません。
まず到着したら、どんな企業のどんな家が建っているか、場内を一周して確認しましょう。
モデルハウスの位置が書かれたマップが総合案内所で配られている場合もあります。
パンフレットなどの配布物などもらえるものはもらっておきましょう!
その6:空間のイメージは天井高で確認します。
一般的にモデルハウスは実際の家よりも広い土地に建てられていることが多いので、LDKや各部屋の広さは参考程度にしておきましょう。
ですが、唯一天井高は変わることが少ないので、ここがポイントです!
天井高は吹き抜けの有無など住宅メーカーの特徴が出やすい場所でもあるので、見上げた時の開放感など、感覚をつかんでおくといいですよ。
その7:設備面も見て、触って実物を体感しましょう。
モデルハウスの最大のメリットは、実際に触れ、使うことができること。
それは設備面も然りです。カタログや写真だけでは分からない壁や床、建具などの色味や質感を確かめておきましょう。
また、モデルハウスでは最新の設備機器をいち早く導入しているので、トレンドをチェックできるチャンス!
キッチンやバスルーム、トイレ、サニタリーなど、実際に体験できる設備は遠慮せずにどんどん使ってみてくださいね。
その8:アンケートの記入はどこまで書けばいいの?
モデルハウスを見学すると、アンケートの記入を求められることがあります。
初めての見学だったり、まだ具体的な計画がなかったりの段階だと、躊躇ってしまいますよね。
そんな時は、まだ具体的な段階ではない旨をお伝えいただいてOKです。
名前や住所、電話番号、メールアドレスなどを記入する場合も、「DMや電話は遠慮します」と書き添えておくといいですよ。
その9:気になることは、その場で質問しましょう。
モデルハウスでは、営業マンが案内してくれます。
実際に見学をしながら住まいの特徴やメリットなどを説明してくれるだけでなく、お金のことなども丁寧に相談に乗ってくれますので、見学しながら疑問点やもっと話を聞きたいことなどがあれば、どんどん質問しましょう。
実際に家を建てる場合、契約に至るまで営業マンとは長いお付き合いになるので、この機会に人柄などもチェックしておきましょう。
その10:復習も大事!情報を整理して次の見学に備えましょう。
見学を終えたら、モデルハウスでもらったパンフレットや自分が書いたメモなどがあれば企業ごとに整理し、忘れないうちにそれぞれの印象をまとめておきましょう。
また、見学時のことを思い出しながら気になる点や、もう一度見学して聞いてみたいことがあればメモをしておくのも有効。
整理した情報は、他のハウスメーカーや工務店と比較検討するときの参考になります。
後悔しない家づくりは、モデルハウス見学から!
「住まい」は家族の数だけカタチがあるものだと思います。
そんな自由度が注文住宅の良さでもありますが、反面、理想のイメージがしっかりと出来ていないと、暮らし始めてから不便さがあったり「こうしておけば良かった」となってしまうことも。
だからこそ、家づくりの最初のステップであるモデルハウスの見学が大切なのです。今回ご紹介した心得を是非実践して、いい家づくりの扉を開いてください!