ジメジメ梅雨の季節、家で快適に過ごすための湿気対策をご紹介!
梅雨の季節は外出するのが億劫になり、家で過ごす時間が増えますよね。
我が家でのんびり過ごしたい。
だけど邸内がジメジメとしていると気分まで憂鬱になりそう…。
今回は、そんなジメジメの原因、湿気の対策法をご紹介します。
梅雨時期の湿気が家に及ぼす影響とは?
高温多湿な日本の夏。
とりわけ梅雨時期は空気中の水分量が増すので湿気をより感じるようになります。
住まいにおいては、湿気が高いことで懸念されるのはカビ。
気温も湿度も上がる梅雨時は、カビにとって絶好の繁殖条件が揃っています。
お風呂やキッチンなどの水回りはもちろん、布団や食べ物、床・壁にも結露の水分からカビが生えてしまうことがあります。
影響が出るのは住まいだけでなく、カビの胞子を吸い込んでしまうことで人体への悪影響も。
アレルギーの原因にもなりますし、何よりカビの生えた空間で生活するのは嫌ですよね。
そこで、カビの生える条件を上手にコントロールし、発生を防いでいきましょう。
今日からできる湿気対策。狭い場所には小物が有効です。
カビは、栄養・酸素・温度・湿度・時間の条件が揃った時に発生します。
ホコリやプラスチックもカビの栄養になりますから、完全に取り除くのは不可能。
また酸素や温度の環境もどうにかするのは無理ですよね。
しかし、湿度であればある程度コントロールできます。
湿度を下げる方法として、ご家庭で簡単にできる対策を挙げてみます。
新聞紙。
湿気を吸い込む性質がある紙類。
中でも新聞紙は表面に細かい凹凸が多く、湿気を吸い取る力が強いです。
読み終えた新聞紙を湿気が気になる場所に置いてみましょう。
その際に、1度手でくしゃくしゃにしてから広げると、紙の表面積がさらに増えて湿気を吸い取る力が増すのでおすすめです。
押入れの中や台所のシンクの隙間、家具の裏などに入れて、時々取り替えましょう。
重曹。
重曹は、湿気を吸い取るとともに、臭いも一緒に吸ってくれる家庭の強い味方。
空き瓶などに入れてフタをせず、湿気の気になる場所に置くだけでOKです。
その時にアロマオイルを垂らすと香りも楽しむことができます。
湿気を含んだ空気は下に下がる性質があるので、重曹を入れた容器はなるべく低い場所に置きましょう。
湿気を吸った重曹は塊になるのですが、これは磨粉としてお掃除に最適。
そのまま捨ててしまわず、最後までエコに活用しましょう!
木炭。
昔から人々の生活に使われてきた木炭も、脱臭・湿気取りアイテムの1つ。
木炭には、湿気が多い時には湿気を吸い込んで木炭の中にため込み、湿気が少なくなると湿気を吐き出し、空間の湿度を一定に保とうとする働きがあります。
その効果は、床下に湿度調整のために木炭を入れて、カビの対策をするという建築の工法もあるほど!
天日干しをすれば効果が蘇る、とってもエコなアイテムなんです。
日々の暮らしの中でできる湿気対策を実践してみましょう!
まずは毎日の換気を心がけて。
湿気を含んだ空気は、湿度の高い方から低いほうへと流れていく性質があります。
ということは、湿度が高くて空気がこもりがちな室内は、こまめに換気をすることで湿度を下げることができるんです。
換気のポイントは、窓やドアを2か所以上開けて空気の通り道を作ってあげること。
部屋だけでなく、押入れやシンクの下、シューズクロークなど空気がこもりがちな場所もこまめに換気をする時間をとりましょう。
また、これからの時期は扇風機を使った換気が効果的です。
例えば押入れを換気する場合、両方の戸を半分ずつ開け、その片方から扇風機で押入れ内に空気を送ると、それまで押入れに溜まっていた空気も一緒に出すことができますよ!
雨の日の換気はどうなの?
雨の日は、外の湿気が室内に入ってこないようにと、窓を閉めたり換気扇を止めたりする対策をされる方も多いですよね。
しかし、空気の湿度は、雨の日でも屋外より室内のほうが高いのです。
窓を開けることで臭いがこもらず、新鮮な空気を取り入れられるので、雨の日でも窓を閉めっぱなしにせず、適度に空気の入れ替えを行いましょう。
除湿機やエアコンの除湿機能を上手に使い分けよう。
エアコンのドライ(除湿)機能や除湿器を使って湿度を下げる方法もありますね。
エアコンは部屋の温度を確実に下げてくれるので、夏場は強い味方になりますが、梅雨時期にエアコンのドライを使うと部屋が寒くなりすぎたり、電気代がかかるというデメリットも。
エアコンの除湿タイプや電気代、温度を考慮しながら、使い分ける必要があります。
梅雨の湿気対策、まずは毎日の換気から!
湿気対策には様々な方法がありますが、やはり1番は換気です。
家を長持ちさせるためにも、空気の通り道を設け、新鮮な風を邸内にめぐらせることはとっても重要。
その上で木炭や重曹、新聞紙など湿気を吸い取るアイテムをうまく活用し、梅雨時期もスッキリと過ごしたいものですね!