長持ちする家を叶えよう!家の寿命を長期化させるための秘密とは?
広報担当の橘です。( ´ ▽ ` )ノ
「せっかく建てるのであれば、「長持ちする家を」、「息子にも残してやれるような丈夫な住まいに」などと考えるのは自然なことですし、また、「低価格の家もあるけど、長く住めるか不安」という疑問もあるでしょう。
そこで今回は、家の寿命を長期化させることについて考えてみたいと思います。
「長期優良住宅」の要件を満たすことが、長寿命への近道。
家の寿命を長期化させるため、国が取り組んでいる制度が「長期優良住宅」です。
特に重視されるのは、耐震性、省エネルギー性、メンテナンスのしやすさなどのようなポイント。
長期優良住宅に必要なこれらの要件を満たしている家は、所得税の住宅ローン控除や固定資産税など税金の面や、フラット35Sの金利優遇など、金銭的なメリットもあります。
では、長期優良住宅を実現するためにはどうすればいいか。そのためには技術的審査を住宅性能評価機関へ申請するなどの手続きが必要になります。
途中で「長期優良住宅に切り替えたい」と申し出ても無理なケースが多いので、設計前の相談の段階からその意向を担当者に伝えておきましょう。
「まもりすまいカルテ」を活用して、長く家と向き合っていく。
長期優良住宅には、「まもりすまいカルテ」というサイトのサービスを受けられるというメリットがあります。
これは、設計・施工・メンテナンスといった、家の一生で起きる出来事を記録できるシステムです。この記録があれば、リフォームをする際にも、図面が残っているのでスムーズに進めることができます。
きちんとメンテナンスをしてきた記録を残しておけば、仮に売却しなければならなくなった場合も、買い手に安心感を持ってもらうことができます。
長く住み継ぐという点だけでなく、たとえ空き家になったとしても、すぐに次の住まい手が見つかるように。「新しい家にはそれなりの強度と価値を」と作られたのが「長期優良住宅」の制度なのです。
ライフスタイルに合わせ、手を入れやすい家で長く住まう。
家は、ご家族の暮らし方の変化、家族構成の変化などにより形を変えていくべきもの。それだけでなく、日々使用する水回りのお手入れなど、小さなリフォームも定期的に必要になってきます。
これらの点を事前に踏まえて、「リフォームしやすい家」、「バリアフリーを意識した家」を希望される方も増えています。
当初からこのようなことを考えて家づくりをすれば、ゆくゆくの手入れにかかる費用を抑えることができ、維持管理がラクになるはずです。
「スケルトン・インフィル」という考え方でよりフレキシブルに。
スケルトン(家の構造そのもの)とインフィル(内装や設備など)を分離して考えましょう、という建て方は「スケルトン・インフィル」と呼ばれています。
そもそもはマンションなどで普及した言葉でしたが、近年、この考え方が戸建て住宅にも普及しています。
例えば、子ども部屋はガチガチに部屋の壁を作らず、造作のクローゼットで仕切ることで、子どもの成長に合わせて空間を自由にレイアウトできます。
このように造作家具で空間を仕切る手法は、構造を傷めることなく移動ができるので、簡便なリフォームとして好評のようです。
工夫ひとつで快適な間取りに変化させることのできるシンプルなつくりが、家の寿命長期化の面でも有効になってくると思いますよ。
長期優良住宅とリフォームのしやすさで、最強の長寿命化を。
いかがでしたか?このように、家の寿命の長期化は、長期優良住宅の条件を満たすなど家そのものの強度を上げること、そして後々リフォームのしやすい家にすること。この二つの側面で叶えることができそうです。
愛着のある家を、手入れをしながら長く住まう。
そのために、設計段階からこの二点について考え、丈夫で手入れのしやすい家を実現させましょう!