予算内でマイホーム実現のためには、メリハリが大切!
予算内で満足のいく家を建てること。
それは誰しもが理想とすることですが、その折り合いをつけるのはなかなか難しいものです。
しかし、限られた予算内でどこにお金をかけ、どこをコストダウンするのか真剣に考える。
予算があるからこそ、家づくりは面白いのかもしれません。
今回は、予算内で理想の住まいを実現するためのポイントをご紹介します。
予算内で建てるため、チェックしておきたい12項目。
人生で最も大きな買い物と言えるマイホーム。
その予算は慎重に考える必要がありますし、1度設定したら、できるだけその範囲内に収めたいですよね。
そこで、まずは以下の項目をチェック。
1つひとつクリアしていくことで、予算内で理想のマイホームに近づいていくのでは!?
- 暮らしの優先順位を家族会議で考える
- 総額がどのくらいになるのか、まず大まかな費用を出してもらう
- 土地は所有しているものか、それとも借地か
- 家の形は複雑にせず、なるべくシンプルに
- 間仕切りは多くしない
- 水まわりはなるべくバラバラに配置せず、まとめる
- 建材はできる限り同じものを使用する
- 規格外のものは避け、規格内のものを使う
- 完成後のメンテナンスコストも頭に入れておくこと
- 依頼先の見極めには、相見積もりを上手く生かして
- 住宅ローンは比較検討し、メリット・デメリットを踏まえた上で選ぶ
- 補助金や贈与税なども有効に活用する
土地&住まいのパートナー選びは慎重に。
もともとの所有地に建てるのと、土地探しから始めるのとでは、予算の感覚も大きく異なります。
土地があればあとは建物だけですが、土地+建物の両方負担となるとなかなか大変。
どうしても予算が厳しい場合は、土地は購入せずに、定期借地権付きのものを探す方法もあります。
また、土地選びと同様に、慎重に進めたいのが工務店などの依頼先選び。
相見積りは上手に生かすことができれば有効な手段ですが、仮に2社の相見積りをとって安い方を選んでも、それが本当に安いかどうか、その見極めは難しいところ。
その工務店がこれまで行ってきた施工において、その見積もりがどの程度のランクにあたるかなど確認しておくといいかもしれません。
そして、ただ金額で見るだけでなく、協力的な体制であるか、親身になって相談に乗ってくれるか…。総合的に判断しましょう。
設備機器や仕上げ材が予算を左右する。
一般的に構造部分や設備配管、サッシなどのコストダウンはできません。
下げることができるのは、設備機器のグレードです。
設備機器は中級品でも十分ですし、グレードの高いものと比べて中級品はメンテナンスが容易なのもありがたいところ。
また、もう一つが仕上げ材。特に左官工事、塗装工事、石貼り工事などです。
しかし、材料そのものは高くなくても、作業時間がかかるものはその分手間代が高くなるので注意が必要です。
本体工事に含まれていないものをチェック。
家の金額は「本体工事価格」で示されますが、そこに含まれていない工事もあります。
ですから、事前に何が含まれていて、何が含まれていないのか確認しておきましょう。
例えば、当初は含まれていなかったけれど、地盤調査により地盤改良が必要になった時など、様々なケースを想定して、どのくらいの費用がかかるかを把握します。
本体工事に含まれないのは次のような工事です。
- 地中障害物撤去
- 地盤調査及びその結果必要となった場合の地盤改良
- カーテンレール及びカーテン、ブラインドなど
- 空調設備
- 電話機及び通線工事
- 植栽
- 門扉フェンスなど外構工事
予算内で建てる!その心構えを持って。
いかがでしたでしょうか。
自分の大切にしているところにはお金をかけ、優先順位が低いものはコストダウンを図る。
いろいろ手を出してしまうとあっという間に予算オーバーなんてこともありますから、メリハリをつけて取捨選択をすることで、満足のいく家づくりを実現してくださいね!