生活に無理のないマイホーム計画!年収から考える予算はどのくらい?
マイホームは、人生で1番大きな買い物と言えますよね。
ですから、現在の年収や預金額、ライフプランを考慮した上で資金計画を立てることがとっても大切です。
理想が膨らんで、つい予算オーバーの物件を買ってしまうと、将来的に子どもの教育費が確保できなくなったり、住宅ローンの支払いが厳しくなってしまうことも…。
まずは適正な予算を考えてみましょう!
年収の5倍までが、住宅購入価格の目安?
住宅にかける金額の目安として、一般的に年収の5倍までなら大丈夫といわれています。
例えば、年収が500万円なら2500万円が購入の限度額になる計算になります。
しかし、これには頭金や住宅ローンの金利などは含まれていないので、この数字はあくまでも目安として、実際に資金計画を立てる際はしっかり検討する必要があります。
また、無理のない資金計画を立てる上で重要なのは、これからのライフプランの中で、最も支出の多い時期を基準に購入費用を検討すること。特に子どもの教育費などはしっかり考慮しておかなければなりませんね。
住宅ローンの返済は20〜30年と長期間になりますから、生活費や教育費がこの先どのくらいかかるのか、綿密に打ち出してみましょう。
住宅ローンは「借りられる額」ではなく「返せる額」に!
住宅費予算は、頭金や諸費用の「自己資金」と「住宅ローン」で用意できる金額の合計です。
自己資金として必要な額としては、住宅購入価格の2割、諸費用を含めて3割は用意しておくと安心だと思います。
住宅ローンを組むにあたっても、頭金があることは優遇条件が受けられるなど有利に働きます。
そして住宅ローンを組む際に肝心なのは、「借りられる額」ではなく、「返せる額」で考えること。
「借りられる」限度額まで借りてしまうと、将来的に支出が増えた時、返済が厳しくなる恐れもあります。
住宅ローンの返済額は、年収の20%以下に抑えるようにしましょう。
年収別に考える、住宅購入金額とは。
年収400万円未満の場合。
住宅ローンの返済額は、年間80万円程度が限度だと思います。
そして、毎月の返済額は7万円以下に抑えましょう。
自己資金が1000万円あれば、30年ローンで1500万円ほど借り入れて2500万円の住宅購入が可能ですし、自己資金が500万円の場合は2000万円となります。
いずれにしても無理は禁物ですから、返済期間は35年以内、70歳までに完済することを想定して検討しましょう。
購入のタイミングが教育費のかかる時期の場合は、返済期間は長めに設定し、月々の返済を抑えるのも手ですよ。
年収500万円〜800万円の場合。
返済額は年収の2割以下が目安ですから、年収500万円なら100万円、年収600万円なら120万円、年収700万円なら140万円、年収800万円なら160万円が年間返済額の基準となります。
そして、35年ローンを組む場合、年収500万円なら約2000万円、年収600万円なら約2500万円、年収700万円なら約3100万円、年収800万円なら約3600万円の借り入れが可能となるでしょう。
この金額に頭金を加えた金額を購入可能物件として検討してみてください。
年収1000万円以上の場合。
年収1000万円以上になると、25年ローンなら約4200万円、30年ローンなら約4700万円、35年ローンなら約5200万円と、かなり高額の融資も見込めます。
そして毎月の返済額は20万円ほどが目安です。
自己資金が2000万円あれば、7000万円の物件購入も可能ということですね。
とはいえ、教育費など支出も大きいでしょうから、年間の返済額は年収の20%以内に抑える方がいいと思います。
5年後、10年後…、長い目で見て「返せる額」を見極めましょう。
マイホームを購入する時は、夢に満ちあふれていますから、あれもこれもと、つい予算オーバーをしてしまって「返済が大変!」なんてことにもなりかねません。
家はあくまでも家族が心豊かに暮らす場所。
ですから、生活に無理のないよう「返せる額」でローン計画を立てることが大切ですね!